『今日もきつかった~!』けど・・・なんとか終わった。
コールセンターのスーパーバイザーの時 いつも感じていました。
SVの仕事は、毎日がストレスと緊張の連続でつかれます。
コールセンターのスーパーバイザー・・・
- お仕事の内容がわかる
- ストレスの原因がわかる
- ストレスの対処方法(対策)がわかる
SV(スーパーバイザー)の仕事はコールセンターでは最も重要なお仕事です。
詳しくは『SVの業務はコールセンターで最も重要なお仕事!心構えが大切』で書きました。
筆者は、18年間以上(今も現役)コールセンターのお仕事をしています。
今は、SVから直接相談を受けたり、対応の指導をすることや、SVができない難解な対応やクレームの対応を代わってフォローする仕事をしています。
スーパーバイザー(SV)ストレスの原因
仕事の範囲が広すぎる
後で詳しくかきますが、SVの仕事の範囲は広く、新人育成、関係部署との調整、苦情の2次対応など半端なく多いです。
日々の仕事をこなすだけでも、かなり気力と労力を使うのでストレスも溜まります。
皆んなと公平に接しているつもりでも、噂話しの的になる
担当のオペレーター全員に公平に接しているつもりでも、不平や不満が出ることも少なくありません。
オペレーターさんが上司に告げ口して、上司から指導された経験あって『きつかった~💦』
朝の『おはよう・・・』をあの人には言ったのに私にはない
シフトの調整であの人の要望だけ聞いている
あの人には笑顔で対応しているが、私には笑顔がない・・・など
同じように接しているつもりでも、陰口を言われたり、嫌味や噂話しをされることも少なくない。
噂話は、光の速度でオペレーター全員に広がります。
かなりのストレスになります。』
難しい苦情対応をさせられる
オペレーターの対応ミスや難しいお客様の2次対応をすることも多い。
対応したオペレーターの言葉使いが悪かった、回答に納得できない、等のクレーム対応ほど神経を使うことはありません。
責任者とオペレーターの間に挟まれて気をつかう
責任者から応対品質の向上や応答率(電話を受ける本数を上げる)のチェックが毎日入ります。
かかってくる電話が予想より多くて、オペレーターが対応できる本数以上に入ってきたときには、お客様に、電話の対応を待ってもらったり、お客様が電話がつながるまで待てなくて、切ってしまう時もあります。
責任者から、オペレーターが効率的に電話の対応をするよう指示がでますが、難しい時もあります。
責任者から責められ、オペレーターからは、無理と言われ、間に挟まれてストレスを抱えることもしょっちゅうです。
知らないことがあると馬鹿にされる
SVよりも商品やサービスに詳しいベテランのオペレーターもいます。
オペレーターより、たまたまサービスや商品の一部の知識が不足していたら、馬鹿にされたり、頼りないとレッテルを貼られます。
SV(スーパーバイザー)の仕事内容
新人オペレーターの研修・育成
コールセンターは、他の一般事務と比べて、離職率が高い職場です。
人の入れ替わりも多いので、研修をする時間も多くなります。
●新人オペレーターに商品やサービスの基本研修や業界の説明
●対応の言葉使い
●対応した内容の入力方法の説明
●電話機操作の説明
●コールセンター全体の説明
新人研修の詳しい内容は『新人研修って何するの?難しい?』で紹介しています。
モニタリング、対応の確認・指導
オペレーターがお客様と話した内容を録音して、チェックして問題があれば、指導します。
●お客様への言葉つかいは、適切か
●間違った回答をしていないか
●改善するところはないか
コールセンターは、会社の顔になるので、真剣に対応します
勤務管理・シフト表の作成
いちばん神経をつかう仕事です。
●事前にオペレーターの休みの希望を聞いて、勤務シフトを組みます。
不公平がないように、同じ割合(休みの希望は、2回まで・・等)
●入電本数の予測をして人員配置を行います。
よくあるのが、オペレーターから仲の悪い人と同じシフトになったと不満になる。
●入電の予測を外して、責任者やオペレーターから不満が爆発する
コールセンターで働く環境は昔と比べるとビックリするほど良くなりました。
・職場全体の温度管理が適温になっている
・部屋全体の湿度管理が適度の調節されている
・部屋全体の明るさが統一されている
ただ全体管理なので、平均的な設定になっています。
あなたが、冷え性や暑さに敏感な人には物足りないと感じています。
また、個人で必要な物もあります。
お気に入りの商品があれば・・・
・仕事もモチベーションが上がります
・気分転換ができます
・作業の効率が爆発的に上がります。
そういった人はぜひ読んでください。
リーダーやオペレーターの体調管理(メンタル管理も含む)
リーダーやオペレーターの体調管理やメンタルの管理もSVの大切なお仕事です。
体調が悪いと、応答率(電話を取れる本数)に大きく関わってきます。
日頃から同じチームのオペレーターに問題がないか確認します。
詳しくは『コールセンターSV|オペレーターのメンタルケアのポイント』で解説しています。
業務改善の企画や提案をする
オペレーターやリーダーが仕事のモチベーションを上げたり、維持できるように、キャンペーンを企画したり、働きやすい環境を提供するため責任者に提案をします。
詳しくは『SVが失敗しない!結果が出る!社内で競うキャンペーン企画の考え方』で解説しています。
難解対応・クレームの2次対応
コールセンターには、一般事務の仕事と比べて、難しいお客様やクレームの電話もかかってきます。
オペレーターやリーダーが対応が難しいものは、SVが代わって対応します。
クレーム対応は精神的にも肉体的にもストレスですね💦
クレーム対応の内容は『コールセンターSVクレーム対応のコツと注意点』で解説しています。
筆者のいるコールセンターに入ってクレームは『私がいるコールセンターに入ったクレーム30選と対応した内容を紹介』で書きました。
上手くいかないSVの特徴
長年たくさんのSVの方とお仕事をしてきました。
上手くいかない人の特徴が分かってきたので紹介します。
逃げ腰(逃げる)
●クレームなど難しいお客様の対応を代わらずに、オペレーターやリーダーに任せる
●職場の人間関係の調整に入らない
●言い訳けばかりで自分で対応しようとしない
SVが無責任な対応をすると、オペレーターやリーダーから信用を失います。
オペレーターが電話をとることに不安を感じたり、最悪、仕事が嫌になって辞めてしまうこともあります。
余裕がない
SVのお仕事は、業務量が多く気を使います。
気持ちは、わかりますが、いつもバタバタして余裕がない態度を見せると、リーダーやオペレーターが、不安を感じたり、仕事ができないSVとレッテルを貼って馬鹿にすることもあります。
公平性に欠ける
Aさんの言うことは、聞くが、Bさんの言うこは聞かない
また人によって対応が変わる場合は、当然のように噂が広がります。
皆んなが、指示を聞かなくなることも少なくありません。
感情的にオペレーターを指導する・怒る
お客様の対応が悪かった、入力がキチンとできていなかった。
SVが、感情的になって怒ったり、強い口調で指導すると、指導された人が萎縮したり、周囲から陰口をいわれたりします。
全体的に、息がつまったような暗い職場になって、リーダーやオペレーターとコミニュケーションが上手くとれなくなっていきます。
大切な用件や、すぐに対応しなくてはいけない内容もSVに伝わらなくなります。
結局、問題が大ききなって、処理するのが大変になります。
SVのスキルが低い
クレーム対応のスキルや商品やサービスの知識が不足していれば、馬鹿にされて、人はついてきません。
オペレーター・リーダーがSV(スーパーバイザー)に求めるもの
2次対応を代わってほしい
難しいお客様やVIP,クレーム対応など、オペレーターやリーダーで対応できないこともあります。
その時は、素早く対応を代わってほしいと思っています。
勤務シフトの要望を聞いてほしい
コールセンターで働く人は、シフト(働く時間や日)の自由度が他の職種より恵まれていることに魅力を感じています。
できるだけ、勤務シフトは、要望を聞いてほしいと思っています。
公平な姿勢
人によって態度や対応が変わるのは、コールセンターでは、一番の問題になります。
好き嫌いの感情は、完全に抑えて対応することを望んでいます。
気にかけてほしい
一般の事務職とちがって、コールセンターの仕事はストレスがかかることが、多いです。
広い視野で、オペレーターやリーダーの体調の変化やメンタルの問題を察して、対応してくれることを望んでいます。
SVに向いている人の特徴
参考に『SVに向いている特徴や性格』を詳しく紹介しています。
逃げない
毎日いろんな問題がおこります。
●クレームなど難しいお客様の対応が必要な時は、素早く代わって対応する
●職場の課題や人間関係の問題など正面から向き合う
逃げない姿勢を見せることで、オペレーターやリーダーに安心感を与えます。
キツイときもありますが、ハッタリでもいいので、強い、安定感のある態度でいる。
余裕がある
SVは、仕事量が多く、毎日が息をつくヒマがないほど忙しいですが、嘘でも意識して、余裕のある態度を見せることができる人
誰にでも公平に接してる
SVも人ですから、苦手な人もいます。
仕事と割り切って、誰にでも公平に接することができる人
感情が安定してる人
難しい対応やクレームや問題があっても、感情が安定して大きな気持ちで対応ができる人
スキルが高い人
SVの多くは、一般のオペレーターから昇格してSVになります。
一般のオペレーターよりも対応する力や専門的な知識があることが要求されます。
SV(スーパーバイザー)の心構え
ここでは、SV(スーパーバイザー)の大切な心構えを紹介します。
常に見られている
オペレーターやリーダーは、見てないようで、スゴク見ています。
●人にたいする態度・・・不公平がないか
●話している内容
●おそろしいほど細かくクセを見ています
コールセンターのオペレーターやリーダーは、探偵以上に恐ろしいほどよく見ています。
スーパーバイザーは、常に見られていることを意識してください。
行動力が必要
何か問題が起こったときに、素早い判断と行動する力が必要です。
いつも意識して判断力と行動する力を鍛えてください。
嘘でも強くて、ポジティブに振る舞う
SV(スーパーバイザー)も人ですから、弱気になったり、落ち込むこともあります。
しかし、SVが弱いところを見せると、周囲に不安や余計な心配をかけます。
嘘でも演技でもハッタリでもいいので、いつもポジティブに強いように振るまってください。
SVの将来性
社員に登用される確率が上がる
SVから社員になった人をたくさん見てきました。
今は、仕事がキツイかもしれませんが、社員に昇格できるチャンスもあります。
転職に有利になる
SV経験者と履歴書に書ければ、一般のオペレーターと比べて、転職のときに有利なポジションからスタートを切ることができる場合が多いです。
SVのストレスケア・リフレッシュ方法
毎日たかいパフォーマンスを維持するためのストレス管理やリフレッシュの方法が必要です。
詳しくは『コールセンターストレス解消方法25選と注意点』で紹介しています。
どうしてもスーパーバイザー(SV)の仕事が合わない時
上司に相談する
今の状態を素直に打ちあけて、相談しましょう。
いいアドバイスをもらうことが、できる可能性があります。
ほかのSVに相談してみる
チームの違う、同じSVに相談することで、過去に同じ悩みや問題を感じていたとがあるかも知れません。
新しい考え方や、今、悩んでいることが、解決することも期待できます。
転職を検討してみる
思うことを全て行って、解決しなくて、これ以上SVの仕事を続けることが難しいと判断したら、転職も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
昔しと比べて、転職のイメージもポジティブにおおきく変わりました。
同じコールセンターの仕事をしてもいいし、違う職種を探してもいいと思います。
仕事を変わるには、新しい仕事が見つかるまで収入面のリスクがあります。
今の仕事を続けながら、転職エージェントを使って、仕事を紹介してもらうこともできます。
転職を上手く進めるステップ(超重要)
転職することを決めたら、具体的に行ってほしいステップがあります。 いきなり仕事を辞めることを避けて、新しい仕事が決まってから、会社を辞めるようにしてください。
失敗しないため、無料の転職エージェントに登録して、仕事を続けながら転職活動してください。
- step1転職先の条件・時期を明確にする
自分に正直に、勤めたい(したい)お仕事の条件をできるだけ明確にしておきましょう。 遠慮をする必要はありません。
職種、雇用形態、収入、残業、休日、勤務エリア、福利厚生など
- step2転職エージェントへ登録して転職活動を開始する
- step3必要書類<履歴書・職務経歴書>などを準備する
転職エージェントに相談しながら、履歴書、職務経歴書などを作成する。
- step4エージェントに確認しながら面接対策を行い本面接に挑む
転職エージェントの担当と一緒に面接の対策を行い本番に臨みます。
- step5転職先が決まったら退職意思を伝える、退職が難しい時は、退職代行の利用も検討する\退職で揉めそうならクリックして!/
リクルートエージェント | |
年齢 | 20~50代 |
対象地域 | 全国 |
特徴 |
・業界最大の非公開求人数 ・一般公開している求人の他、約100,000件の非公開求人あり ・実績が豊富なアドバイザー ・充実した転職サポート ・独自に分析した業界・企業情報の提供、志望企業への推敲などさまざまなサポート |
備考 | 口コミ |
広告
https://naminoue-room.com/archives/3865