コールセンターSV(スーパーバイザー)の重要な仕事の大半は、オペレーターとコミニュケーションが重要になります。 オペレーター、特にベテランのオペレーターは、一般、新人に与える影響も大きく、コミニュケーションがとれないと、SVとしての仕事が、上手く進まないこともあります。
ベテランのオペレーターは、新任のSVに協力的な人もいれば、SVの実力をみて、頼りにならないと判断したら、馬鹿にして、周囲を巻き込んで、言うことを聞かないケースもあります。
- コールセンター内で移動があり、新しいコールセンターでSVをすることになった
- 新規採用でSVとして働くことになった・・・など
この記事は、コールセンターで17年以上、働いている波乃上が、ベテランオペレーターの接し方や、心構えを紹介します。 全てが当てはまることは無いですが、参考にしてほしい内容です。
SV(スーパーバイザー)のお仕事
コールセンターのSV(スーパーバイザー)の仕事は超多忙です。
- 人研修・育成
- 応対品質の確保(モニタリング)、応対確認・指導
- 勤務管理・勤務シフトの作成
- リーダーやオペレーターの体調管理
- 業務改善の企画・実践
- 難解対応・クレームの2次対応 など
息つく暇もありません。
人間関係を上手に作り、効率的にお仕事したいですね。
SVの仕事内容について、別の記事で詳しく書きました。
お時間が、あればぜひ読んでください。
苦手なベテラン オペレーター
新人SVが苦手と思う、ベテランのオペレーターの特徴を、ご紹介します。
SVに商品知識や経験が少なく、ベテランのオペレーターが馬鹿にしてくる
SVが、新しいコールセンターに配属された時は、これから扱う商品の知識は、殆どありません。
また、人間関係も、これからに構築するまで、少し時間が必要です。
ベテランのオペレーターが、理解のある人なら問題がありまんが、新人のSVに非協力的な場合、周囲を巻き込んで、間接的に馬鹿にしてくることもあります。
私の長い経験でも、何度か見てきました。
ベテランオペレータは、センター内の人脈が広く、周囲に影響力がある
ベテランのオペレーターは、今いるコールセンターで長年、お仕事をされている人が多く、業界の知識や、商品知識だけでなく、同じオペレーターや他のSV・管理職と人間関係ができている場合が殆どです。
周囲への影響力も大きく、おおげさに表現すると、神的な存在です。
協力的な人なら、心強いですが、非協力的な人なら、面倒なことが多い。
私が、実際に見てきた中で、派閥を作っているケースが多く、メンバー内部の結束もあり、非協力的な時は、かなり面倒です。
指導を素直に聞いてくれない
新人のSVが、馬鹿にされていると、言うことや、指導を素直を聞いてくれないことも、少なくありません。
マニュアルを元に指導しても、はぐらかされたりする場面も見てきました。
上司とベテランオペレーターの間に挟まって、悩んで、辞めていったSVもいました。
どこのコールセンターにも主(ぬし)はいる
どこのコールセンターも一人は、主(ぬし)のような、存在の人はいます。
その人に上手く働いてもらうのも、SVの技量にかかっています。
次にどのようにすれば、解決できるかを紹介していきます。
この内容は、私がこれまでSVを指導して上手くいった事例です。
参考にしてください。
問題解決の方法
では、SVとして円滑にお仕事を進めるには、どのように考えて、行動すればいいかを、ご紹介していきます。
1)オぺレーターを平等に扱う
気持ちは分かりますが、いろんな意味で力を持った、ベテランのオペレーターに気にいられるように、媚(こび)をうったり、下手に出たりすることは、良くないです。
- 他のオペレーターも見ています。(恐ろしいくらい、SVの行動は観察されています)
下手に出て、遠慮している行動を他のオペレーターが、見ると、ベテランのオペレーターの存在感が高まり、全体の士気に悪い影響がでます。 多くの失敗例を見てきました。 - SVとして、魅力が、大幅に下がって、人が付いてこなくなります。
- 毅然(きぜん)として、新人や中堅のオペレーターも平等に接することで、SVとしての立場が、確立してきます。
2) 得意分野で存在感をアピールする
商品のことは、よく分からなくても、クレーム処理など難解で面倒な仕事を快く、受けることで、
『あの人はできる』と思われます。
商品知識は、徐々につけるとして、今 できることを、アピールしてSVとして、頼れるところを、アピールしてください。
3) 仕事と割り切る
ベテランのオペレーターに遠慮をして、SVとして業務ができないことが、一番の問題になります。
SVとして、一般のオペレーターを束ねて、成果を上げるのが、SVの大切なお仕事です。
仕事と割り切って、指示を出す、従ってもらうように頑張ってください。
4) 仕事に支障が出る時は、話し合い、ダメな時は辞めてもらう
SVとしてベテランのオペレーターに、指導や指示をしても、聞き入れられないときは、別室などで話し合うことも必要です。
正式に向き合って話し合うことで、勘違いしていたことや、理解を得ることができることもあります。
何度も話あっても、ベテランのオペレーターに理解されず、周囲を巻き込んだ障害があるときは、残念ですが辞めてもらうことも伝える。 ここまでくれば、殆どの場合、相手が折れてきます。
真剣にお話しすると、分かってくれる場合が殆どです。
5) 自分が移動や転職する
考えつく全てを試して、ダメな場合で自分の気持ちが、持たない時は他部署に異動をお願いすることをオススメします。 ストレスが溜まって、心が耐えられなくなる前に必要です。
それでも、ダメな時は、思い切って転職を検討する必要があります。
コールセンターは、星の数ほどあります。
又、コールセンター以外のお仕事も数多くあります。
コールセンターでSVの仕事を続けながら、転職エージェントを使って、次の仕事を探すこともできます。
広告
まとめ
コールセンターSVの重要な仕事の大半は、オペレーターとコミニュケーションが重要になります。 オペレーター、特にベテランのオペレーターは、一般、新人に与える影響も大きく、上手くコミニュケーションがとれないと、SVとしての仕事が、上手く進まないこともあります。
ベテランのオペレーターは、新任のSVに協力的な人もいれば、SVの実力をみて、頼りにならないと判断したら、馬鹿にして、周囲を巻き込んで、言うことを聞かないケースもあります。
- コールセンター内で移動があり、新しいコールセンターでSVをすることになった
- 新規採用でSVとして働くこのなった・・・など
この記事は、コールセンターで17年以上、働いている波乃上が、ベテランオペレーターの接し方や、心構えを紹介しました。 全てが当てはまることは無いですが、参考にしてほしい内容です。
- オペレーターを平等に扱う
- 得意分野で存在感をアピールする
- 仕事と割り切る
- 仕事に支障が出る時は、話し合い、ダメな時は辞めてもらう
- 自分が移動や転職をする
コールセンターSV関連の記事を紹介します。
是非・読んでほしいです。
この記事が、参考になれば、嬉しいです。