コールセンターでお仕事を続けるならSV(スーパーバイザー)の存在は無視できないくらい大きいですね。
筆者もコールセンターで働き始めた頃は、SVやリーダーから毎日厳しい指導を受けてきました。
理想のSV像(スーパーバイザー)はありましたが、実際は違いました。
・人の話しを聞いてくれない(いつも余裕がなく怖い雰囲気)
・指示があいまい
・えこひいきが激しい・・・など
記事ではオペレーターさんが、具体的にできる対処法を5つ書いています。
筆者は受電(インバウンドコール)のオペレーターから始めて、今ではSV(スーパーバイザー)を指導したり、難しいクレームを専門にお仕事をして今年で18年目になる現役です。
オペレーターがSV(スーパーバイザー)に感じる不満な理由7選
私の18年の経験をもとに、経験してきたことや、見てきたSV(スーパーバイザー)に不満な理由を7つご紹介します。
1,いつも余裕がない
SVの仕事内容は広く、責任も重大です。 組織の中間管理職にあたる役割でとても忙しいです。
SVの仕事内容(抜粋)
- 新人オペレーターの研修・育成
- 対応の確認・指導
- 勤務シフトの作成・管理
- リーダーやオペレーターの体調管理(メンタル含む)
- クレームの2次対応
要領の悪いSVは、いつもバタバタして余裕がなく見えます。
そのような姿を見せられると、オペレーターの人も困ったことがあっても相談することが難しく不満を感じますね。
2,えこひいきが強い
SV(スーパーバイザー)も人間ですから、ある程度の合う、合わない人がいると思いますが・・・
お仕事に私情を持ち込まれて、露骨にえこひいきをされると、嫌になって不満を感じます。
最悪なケースでは、合わない人に嫌味やパワハラ的な事を言うSVもいます。
3,対応の指示があいまい
対応中の困ったことがあって、SVに相談して指示通り対応した後に、『やっぱり・・・こうしよう』と対応内容が変更されると、困りますね。
また、指示が曖昧で自信が無さそうな場合も『オペレーターとしてどのように対応していいか分からない』場合も不満を感じます。
4,希望する勤務シフトを聞いてくれない
SVの大切な仕事に、勤務シフトの作成・管理があります。
コールセンターの魅力のひとつに、勤務の自由度が高いことがあります。
希望する休みや働く時間帯を聞いてもらえなかったら不満を感じます。
5,気持ちを分かってくれない
クレーム対応を頑張って行った後に『おつかれさま』『がんばりましたね』『ありがとう』のような気持ちを汲み取った言葉があれば、また頑張ろうと思えます。
しかし頑張って難しいクレーム対応をしても『当然』のように何の言葉や態度がなければ、モチベーションも下がり不満を感じますね。
6,威圧感が強い(いつも怖い雰囲気)
自分はあなたより偉いからといった威圧感や、いつも怖い表情のSVにも不満を感じます。
忙しいからイライラして威圧感や怖い雰囲気を出しているかは、分かりませんが、こんなSVならオペレーターも相談することや、指示をもらうこともできません。
こんなSVなら要らない・・・とすごく不満を感じてしまいます。
7,クレームの電話を代わってくれない
SVの大切なお仕事に2次クレームの対応があります。
オペレーターでは対応が難しい電話は速やかにSVが代わることがお仕事です。
クレーム対応は誰でも嫌なお仕事です。
なかなか電話を代わってくれないSVは要らないと思っています。
コールセンターSVにご不満・・・ご参考(ネット情報)
私は現在コールセンターのオペレーターをやっています。 SVがクレームに代わってくれないというルールがあります。 このルールは納得出来ます。 しかし多くのお客様の中で特にキツイ方がいらっしゃいます。 その方はかなり気が強く、傷つけるような言葉を1時間以上も言い続けたり、正直言って精神的に疲れます。 たまたま私がそのお客様からの電話を拾ってしまい、やはり1時間以上もクレームを言われ続けその時はかなり傷つきました。 SVはクレーム対応を全て聞いてくれるのですが、対応オペレーターに案内すべきことを案内するだけです。 ちょっとワガママな方からの対応ならまだ分かりますが、今回のようなモンスタークレーマーでさえ代わってくれません。 コールセンターのルールってやっぱこんなもんなんでしょうか? 中略
仕事に不満があります。 -私は現在コールセンターのオペレーターをやっていま- | OKWAVE
具体的な対処法5選
先程のオペレーターさんの不満に思うことを踏まえて、対処法を5つご紹介します。
1,SV(スーパーバイザー)の立場を理解する
SV(スーパーバイザー)の立場を理解すると、不満も少しは解消されます。
コールセンターのSVは、中間管理職で上司(センター長、マネージャー等)と部下(オペレーター)の間に挟まれて気を使うポジションです。
オペレーターさんの気持ちは分かっていても業務が多くて出来ないこともあります。
SVの仕事内容(抜粋)
- 新人オペレーターの研修・育成
- 対応の確認・指導
- 勤務シフトの作成・管理
- リーダーやオペレーターの体調管理(メンタル含む)
- クレームの2次対応
2,大きな派閥に入る
コールセンターで働く人の多くが女性です。
男性よりも共感を求める方が多いので、大きなコールセンターほど複数の派閥が自然にできます。
その中でも大きな派閥も存在します。 SVも人間ですから、大勢に嫌われたくない心理が働いて、大きな派閥の人に気をつかいます。
大きな派閥に入ることで、SVから優遇されることも多いです。
詳しくは、コールセンターで人間関係は重要!あなたも派閥に入りますか?の記事にまとめています。
3,業務以外でコミニュケーションをとる
業務以外でSVとコミニュケーションをとることも有効です。
SVと昼食や休憩を一緒にとって、日常の会話をすることで心を開いて、SVの愚痴や相談を受けることもあります。
立場や悩みを共有することで、不満も減ると思います。
4,派遣会社に相談する
派遣元の会社に相談することで、不満に思っていることが解消されることも多いです。
派遣元から委託先のコールセンターに申し入れを行うと高確率で改善が期待できます。
5,転職を検討する
自分なりに不満を解消しようと行動しても、解決できないこともあります。
職場での不満が溜まって体調を崩しそうなら、転職も視野に入れて行動してください。
筆者の長い経験では、違う派遣先に登録して今よりも良い条件で働いている人を何人も知っています。
新しい派遣会社や転職エージェント(無料)に登録するだけでも『いつでも辞めることができる』と思えるもで、気持ちも楽になります。
本当に好条件の職場があれば移ることもできます。
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まとめ
コールセンターでお仕事を続けるならSV(サーパーバイザー)の存在は無視できないくらい大きいですね。
SV(スーパーバイザー)に不満があると、毎日が憂鬱になります。
思い切って辞めたくなることもあります。
この記事は、筆者の経験や長年の経験を中心に、オペレータさんが、SVに感じる不満と具体的な対処法をマトメました。
具体的な改善方法についてもマトメました。
この記事がお役に立てれば幸いです。
ご意見やご質問があれば、教えてください。