私たちは、家族、職場、友人など多くの人たちと関わりながら生きています。
このような事はありませんか?
- 大勢の意見に合わせていると安心する(嫌われたくない心理)
- 大切なことも、周囲に決定権を渡してしまう
- 無理して自分の意見を抑え込んで後悔したことがある(自分の意見が言えない)
以前の私は、相手を尊重して無理に自分を抑えて生きていました。
それが、大人の対応だと信じていたからです。
大勢で食事に行ったときに、気が付いたことがありました。
何が食べたい?聞かれて・・・『皆んなに合わせるから』と返事をした時に『ハッ』と・・・いつも周りに合わせることが習慣になって思考停止だった自分に気がつきました。
そうなんだ!!
自分の意見を持つことを止めて、周囲に合わせることばかり考えるようになっていました。
自分軸とは何?
自分軸を辞書で調べましたが、どこのも掲載がされていませんでした。
web上の意見を参考にすると、概ねこんな感じでしょう。
簡単な例で説明します。
(事例1)
職場の同僚4人で一緒に昼食をすることになりました。
あなたは、洋食を食べたいと思っていたとしましょう。
しかし他の3人が、和食が食べたいと言ったときに、あなたが意見を聞かれて・・・
本当は洋食を食べたい自分の意見を抑えて、和食が食べたい伝える(他人軸)
そして、和食店に着いて何を食べようか決める時、数あるメニューの中から刺身定食を自分で選ぶ(自分軸)。
(事例2)
大切な会議があって、意見がAとBに分かれた場合、自分はAの意見に賛成だったが、Bの意見に賛成の人が多かった場合、他人の顔色を伺って多数派のAの意見に賛成した(他人軸)など。
私たちの日常は、小さなことから大きなことまで選択の連続です。
何かを決める時に自分の思いや意見を抑えて、他人に従うことも社会人として大切だと思います。
しかし自分の意見を無視して、何度も他人の意見に合わせ続けると、本当の自分が分からなくなってきます。
つまり、自分の軸が弱くなってきます。 習慣化すると分からなくなってきます。
自分軸のセルフチェック
最初にあなたが、どのくらい自分軸をもっているか簡単なチェックをしますね。
あまり、真剣に考えずに気楽にチェックしてください。
自分軸セルフチェック
□人と同じだと安心する
□人の視線が気になる
□一人の時間を楽しめない
□人に嫌われるのが怖い
□認めてもらいたい気持ちが強い
□周囲の顔色を意識してしまう
□判断を人任せにしてしまうことが多い
□自分の考えや意見をはっきり言えない
□自信が持てない
□人の言動に敏感になる
3個以下・・・自分軸で生きています
5個以下・・・自分軸が少し弱いです
7個以上・・・自分軸がかなり弱いです。
いかがでしたか?
今は7個以上でも大丈夫です。
最後までご覧いただくと、自分軸を育てるヒントを参考に行動すると、自分軸で生きれるようになります。
自分軸の作り方・育て方
・今の自分をそのまま受け入れる
今のままの素の自分を受け入れてください。
今の自分では世間に受け入れてもらえない・・・幻想です。
今まで無理して友人関係を築いていて素の自分を受け入れてくれないなら、もともとその人は、友人ではありません。
遅かれ早かれ離れる時期が来ます。
今の自分をそのまま受け入れて、それから成長すればいいだけです。
自分の人生です。他人の人生を生きているといつか後悔する日がきます。
・紙に気持ちを書き出す
ノートを一冊用意して、一日の終わりに自分で決めたこと(自分軸)を紙に書き出す。
小さなことでも大丈夫です。
- 自分で決めたこと
- 自分が感じたこと
- 自分の意志で行動できたこと
書き始めの時期は、自分軸のアンテナが低いですが、継続していくとアンテナも高くなって自分のことが、よく分かってきます。
自分軸がよくわかるようになります。
・自分の身体に聞く
ほとんどの人は、脳で考えてもよく分からないと思います。
それは、他人軸が優勢の状態は損得勘定が優先されていたため、感じることが鈍くなっています。
その時は、身体に聞いてあげてください。
丁寧に自分の身体に『どう思う』『何がしたい』聞いてあげてください。
丁寧に繰り返すことで、徐々にわかるようになってきます。
私は毎日じぶんの身体に聞いています。
詳しくは、自分の心は何でも知っている!!・・・自分に正直ですか?で紹介しています。
・勇気をもって小さな成功体験を積む
いままで他人軸が優先で過ごしてきた人は、自分軸で生きることに不安を感じるものです。
最初は、少しの勇気が必要ですが、小さな成功体験を積むことで慣れてきます。 自分軸も育ってきます。
詳しくは、とりあえず成功体験をつくろう!メリットと心構え!私の事例の記事で紹介しています。
・瞑想を習慣にする
瞑想には素晴らしい効果があります。
難しく考えなくて大丈夫です。
私は20年以上やってます。
効果を感じるまで多少の時間はかかりますが、誰でも必ずできます。
自分軸で生きるメリット
自分の意見や価値観を堂々と周囲に伝える人、自信があって、嫌味のない人などあなたの周囲にも必ずいると思います。
その人達をどのように感じますか? 私は素晴らしいと思います。
自分軸で日常を過ごすと、メリットがたくさんあります。
まだまだありますが、一例を紹介しました。
詳しくは、成功者は自己肯定感が高い|高める方法13選!メリットと低い人の特徴の記事で紹介しています。
他人軸になった原因
私たち日本人は、農耕集団で生活してきた期間が長かったので、人と違うことを嫌う傾向の民族です。
受けてきた教育も、皆んなと同じように・・・感じたり、行動したりすることを常に求められてきました。
大勢の人と違う価値観や考え方をもっている自分は変とか、他人に合わせないと生活できないと思い込んでいる人を何人も見てきました。
自分軸で生きることは難しい?
最初にかきましたが、日本の歴史は農耕中心の村社会でした。
そのため周囲の人と違うと避けたり、のけ者にした時代が長かったと思います。
また私たちが受けてきた学校教育も、皆んなと同じように・・・感じたり、行動したりすることを常に求められてきました。
しかし、令和の現在は、個の時代で周囲の意識も変わりました。
個人が考え方や価値観をSNSで簡単に世間に発信することもできます。
最初は、誰でも多少の勇気が必要だと思います。 また 周囲もあなたが、急に変わると驚くかもしれません。
あなたが、急に変わると周囲の人が元に戻そうとする人も現れるかもしれませんが、根気よく継続すると徐々に周囲にも認められてきます。
自分の人生を自由に生きることができます。
例え話しですが、他人の意見を聞いて失敗したら、他人のせいにできますが、責任はとってくれません。
しかし自分で決めて失敗した時は、納得できることも多いですし、経験上早く立直ることもできます。
自分軸が弱くなると
自分の思いや意見を抑え込んで、いつも周囲に合わせていると、自分の気持ちが分からなくなったり、自分に自信がなくなります。
周囲の顔色ばかり気になって疲れてきます。
大人として時には必要だ!的な意見もありますが、我慢するだけでは、自分が可哀そうです。
伝え方を工夫して自分の意見を伝えることや、自分軸で選ぶことも大切です。
自己肯定感を高めるメリットは、成功者は自己肯定感が高い|高める方法13選!メリットと低い人の特徴の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
私たちは、家族、職場、友人など多くの人たちと関わりながら生きています。
表面的に人間関係が上手くいってると、安心して日常を過ごしています。
無理して自分を抑えていませんか? 心の底から満足して生きている実感はありますか?
ご自分の本当の気持ちを理解していますか? 自分は何が嬉しくて、何が嫌か分かっていますか?
私たち日本人は、農耕で生活してきた期間が長かったので、人と違うことを嫌う傾向の民族です。
大勢の人と違う価値観や考え方をもっている自分は変とか、他人に合わせないと生活できないと思い込んでいる人を何人も見てきました。
今は、YouTube、ネット、SNSや多くの書籍で、人と違うことがこれからの時代に求められると伝えています。
この記事は、今まで他人軸で生きてきた人が、自分軸で生きるメリットと方法を紹介してきました。
長い人生で後悔しないように、自分軸で生きることをおすすめします。